LUX製品 LUXMAN SQ38FD 修復 代替え出力トランス調達に伴い 考察する資料を整理しデジタル化しました。趣味・道楽範囲での忘備録として作成しています。記載内容は誤記載・誤解釈となっているかもしれません。凡人が記載しました。
無銭庵 仙人 と申します。また LUXMAN MQ60,MQ60C LUXKIT KMQ60,A3500 は同じような回路構成となっています。パワーアンプ部初段真空管は型番に違いがありますが同じ3極管・3極管接続で動作しています。位相反転回路でもあり終段管ドライブ管種にも違いがありますが 基本的にはリーク・ムラード回路で動作しています。真空管アンプでの多少修理・修復のお手伝いになれば幸いです。参考程度とご理解ください。記載内容は随時更新しています。
ブログ掲載サーバー容量により SQ38FD 改修・蘇生編、OY15-5 考察編、に分割しました。考察資料についても チャプター 1 LUX編 と チャプター 2 他社編 に分割して記載しています。LUX編 では多少算数程度の記述ですが トランスの動作原理・理論・トランスの良否判断方法なども記載しました。多少ともご活用いただければ幸いです。
チャプター 1
LUX編 考察資料
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Luxmam SQ-38FD-c |
LUX OY15-5 の出力トランス不良が多発。代替えトランスの選別に伴い 出力トランスの性格も考慮して古い祇ベースの資料を確認しました。
資料としては 自作アンプ作成時 各メーカーから同梱されていたものがほとんどです。現在販売されているものについては資料が簡単に店頭、インターネット等で入手できますが 骨董的な道楽をするにあたり 20年以上前の資料も存在します。改修作業の手助けとなります。忘却防止を兼ねて作成しました。
古い資料、カタログがほとんどであり 現在では入手不可能に近い資料も含まれます。読みづらい資料も存在します。多少とも ご活用いただければ幸いです。個人的主観で選別記載しています。多少電気物理での公式及び算数の計算程度も記載しました。カタログでの仕様が理解できなければ代替えとして使用することができません。
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LUX OY15-5 |
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LUX OY15-5 |
掲載目次
1.LUX APPLICATION SHEET 出力トランスとインピーダンスについて
2.LUXMAN パーツ総合カタログ
3.LUKIT KMQ60 制作当時の商品カタログ
4.LUX B型HIFI出力トランス の資料
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分解した SQ-38FD に搭載されていた OY15-5 |
1.LUX APPLICATION SHEET 出力トランスとインピーダンスについて
トップバッターとしてLUXより1960年9月発行 1977年5月改訂 の出力トランス考察資料です。
記述内容として非常に興味深い内容が報告されています。画像をクリックして直接見ればかろうじて内容が読めると思います。トランスの性質を知るのに最適です。専門雑誌などにはあまりこのような記載内容はありません。
トランスの構造について
ここで出力トランスの一次インピーダンスと二次インピーダンスの巻き線比率を計算しますと
一次インピーダンスと二次インピーダンスの巻線比は
プッシュプルトランス 16Ω 8Ω 4Ω
10KΩP-P 25:1 35.3:1 50:1
8KΩP-P 22.4:1 31.6:1 44.7:1
5KΩP-P 17.7:1 25:1 35.4:1
3.5KΩP-P 14.8:1 20.9:1 29.6:1
2.5KΩP-P 12.5:1 17.7:1 25:1
プッシュプルトランスの場合では 電源供給用の中間タップからのインピーダンスは1/4になります。
5KΩP-Pトランスの場合1.25KΩ巻き線の直列接続となります。 (P1-B1,B2-P2直列接続)
シングルトランス 16Ω 8Ω 4Ω
7KΩS 20.9:1 29.6:1 41.8:1 42 など
5KΩS 17.7:1 25:1 35.4:1 45 など
3.5KΩS 14.8:1 20.9:1 29.6:1 300B など
2.5KΩS 12.5:1 17.7:1 25:1 2A3 など
上記の巻き線比率になります。この比率を利用すると一次インピーダンスと二次インピーダンスが擬似的に変えて実験すると真空管アンプでの違った顔が見えてきます。よく見ますと 比率で考察した場合一次インピーダンスと二次インピーダンスでの比率に共通点が見つけ出せます。特に一次インピーダンスが10KΩ,5KΩ,2.5KΩのトランスで巻線比により二次側の負荷インピーダンスが変化するのが理解できます。現在使用できるスピーカーでは8Ω前後が数が多く 8Ωの二次側インピーダンスが使用できるようにほとんどのユニバーサル出力トランスは設計されています。又uv-211 など送信管を使った回路では7KΩのトランスを二次側のタップを変更することにより 一次側インピーダンスが14KΩの出力トランスとして使用されることもあります。
例としてシングルアウトプットトランスで7KΩを14KΩとして使用した場合は 4Ω端子に8Ωのスピーカーを接続すると巻線比が41.8:1となりインピーダンスマッチング状態となります。
変圧比で考えると巻線比に比例した電圧が発生します。
変圧比 v2/v1=n2/n1 vは電圧 nは巻線数
"巻線比は電圧比に比例する"
電源トランスの例として 一次側 巻線数1000回 二次側巻線数100回のトランスで一次側に100Vを接続した場合は上記公式により10Vとなります。巻数比は 10:1
又一次側に1Aの電流が流れた場合二次側は10A流れます。
"一次側電力値と二次側電力値は等しい"
現実ではトランスには損失が存在します。巻線抵抗、磁力線結合による損失などです。ほとんどは熱エネルギーに変化しトランスの温度が上昇します。100%のエネルギー入力値が二次側では100%の出力値とはなりません。上記公式は理想トランスでの話です。オーディオ出力トランスでは損失としてdBで記載していることもあります。
一次側の電圧が100V×1A=100(VA) となります 抵抗値は100Ωとなります。
同じく二次側に100(VA)の電力が発生すれば 10V×10A=100(VA)となります。抵抗値は1Ωです。この公式が下部のインピーダンス比の公式と同じです。 100(Ω)=10(n)×10(n)×1(Ω) nは巻線比
インピーダンス比 Z1=n×n×Z2 ( Zはインピーダンス) ( n×n ⇒nの二乗でnは巻線比)
トランスのインピーダンス比の公式を思い出してください
"一次側と二次側のインピーダンス比は巻数比(n)の二乗に比例する"
(n1/n2)×(n1/n2)=Z1/Z2 n×n=Z1/Z2
※※ ( n1/n2 = n ) 巻き数比の二乗 ※※
(n1:一次巻線数 n2:二次巻線数)
(n の右上に普通小さな数字の2を記入するのですがこのブログでは数学で記載する方法は表記できません。ご理解ください)
上記公式を変形すると 巻線比 n は n=√Z1/Z2 の数式に展開できます。ゆえに一次インピーダンスと二次インピーダンスが判明すれば上記公式により簡単に巻線比が計算できます。又電圧は巻線比に比例します。
LUX OY15-5 を例にすると 一次側インピーダンスが 5KΩ 二次側インピーダンスが 16Ω とすると 数値を代入 n=√5000/16を計算すると √312.5 ですから n は 17.677 と計算できます。
下記に記載していますインピーダンスブリッジなどの測定機器を所有されていない方での検証方法を記述します。
ここでトランスの仕組みが判れば想像はつくと思います。
真空管用出力トランスLUX OY15-5で考察すると
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SQ-38FD 専用 OY15-5 |
以上の結果から真空管用出力トランスでは一次巻線に高電圧が加わっていることが判明します。一次巻線の直流抵抗値がプッシュプルトランスの場合同じ数値とするにはバイファイラー( bifilar winding ,P1,P2の並列)巻きとすると並列に2本の絶縁電線を巻くことになり直流抵抗は等しくなります。しかし真空管プレート(P)に接続される端子間側では1000V(1KV)以上の電圧が発生しています。これがバイファイラー・ピッチ巻きされた場合 線間で絶縁被膜破壊の恐れが発生します。LUX OY15-5では バイファイラー巻きではなく 4分割された二次巻線と交互に分割してサンドイッチ状にシリーズ(直列)巻きとして作成されています。巻線は巻かれる段数位置により一回巻いた長さは 巻きはじめと巻き終わりでは当然違ってきます。このことからP1-B1とP2-B2間の巻線長さを同一となるように特殊な巻き方をしています。複雑な巻線構造となっています。
ここで変圧比を思い出してください。一次側が5KΩで二次側が16Ωのトランスの場合 巻線比は上記で計算しましたように 17.7:1 で゛した。電圧比に比例することから10W出力で考えると 二次側電圧を12.6(V) とすると 12.6(V)×17..7=223(V)が一次側電圧であることが判明します。ここで得た値は一次巻線では高電圧の電圧が発生していることが理解できます。
これらを元に簡易試験方法として 一次巻線に身近にある商用電源 50/60Hz AC100Vを一次巻線 P-1,P-2間に加えると二次巻線には 5.46V が発生します。P-1,B-1 間では 巻線比が8.85ですので出力は 11.3V と計算できます。二次側巻線に16Ωの抵抗を負荷として接続すると 電力は W=5.46(V)×5.46(V)/16(Ω) の計算式により 1.86(W)が観測できるはずです。絶縁トランスとして12Vのトランスは簡単に入手ができますが一次巻線に12Vを接続した場合二次巻線には0.678Vが発生しますが通常使用されるテスター程度の測定器では正確な1V以下の低い電圧は測定できないか又は誤差が多くなります。ACミリバルを使わなければなりません。このことから実働に近い一次側電圧で測定しなければなりません。AC100V 程度が安全で適切と考えます。ここで直接コンセントからのAC100V直結では安全作業に問題がありますので 巻線比1対1の絶縁トランスなどを使用することを推奨します。
違う角度から検証してみますと 通常のトランスとは逆の接続で考察します。2次巻線に交流電圧10Vを加えると一次側にはいくらの電圧が発生するでしょうか。電圧は巻線比に比例するから巻線比17.7でしたので交流177Vの電圧が発生すると判明します。簡易的な検証として手持にある6V~12V程度の電源トランスを使って検証することも可能です。このような簡易検証の場合トランスの理論を理解したうえで作業をしてください。理解されていない場合測定時に感電事故・トランス破損も予見できます。
通常オーディオ用トランスでは 1000Hz の正弦波信号で表す場合がほとんどです。
現実にはトランスには損失が発生し 実負荷では電力値としては理論式よりは悪くなります。これがトランスに明記していますので損失としてdBで表されている場合もあります。特性の悪いトランスでも1dB以下の表示です。電力損失ですので-3dBであれば電力は半値となります。通常の出力トランスでは効率として85~95%のエネルギー変換効率です。例として-0.5dBのトランスでは89.1%の効率です。真空管アンプでの最適負荷インピーダンスは数KΩです。スピーカー、ボイスコイルのインピーダンスは数Ωです。このインピーダンスのミスマッチングを解消するために 広帯域の電力を扱う出力変成器(アウトプット・トランス)の出番となるわけです。扱われる電力の値によりトランスの容量(電力)が変われば必然的にトランスの大きさも変わります。
低周波変成器とは 電磁誘導作用を利用して複数の巻線間で音声帯域信号エネルギーの伝達を行う部品
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複合型の測定器 連動歪率計 Shibasoku AH979G |
オーディオ用広帯域トランスでは比較的低い周波数での簡易試験ですがトランスの良否を判断する場合は手助けとなります。この実験をする場合は感電事故の無きように自己責任で行ってください。商用電源AC100V 回路には必ず安全FUSE を挿入して実験してください。一番良い例として 一対一の絶縁トランスなどを使って実験することです。又真空管アンプ用電源トランスの二次側高圧巻線を利用してもよいと思います。しかし検証する出力トランスの一次インピーダンス・最大取り扱い可能な出力電力値などを考慮して二次側高圧巻線電圧は決定しなければなりません。今回の検体OY15-5では一次側巻線P-1-P-2間に SQ38FD用電源トランスの高圧巻線を使用しても問題はありません。ほぼ最大電力値での検証となります。30W出力時は一次巻線に387V/rmsの交流信号で動作しています。この検証にはある程度のトランス理論が理解できない場合事故を起こす可能性があります。通常は目安としてAC100Vを利用するのがベストと思います。その場合は10W未満の出力に相当します。これらの検証は自己責任での作業です。
トランスの周波数特性を調査する場合はオーディオジェネレーターとその信号を増幅する機器・ACミリボルトメーターなどが必要となります。ただし小生所有ACミリバルでは 1mV/rms~300V/rms フルスケール までしか測定ができません。300V/rms以上の測定する場合は10:1の減衰装置を付加しなければなりません。
これらが理解できればトランスメーカーでは耐圧試験で数KVの交流電圧で試験している理由が判明します。1KVは1mmの間隔があればスパーク(放電)します。
真空管アンプと半導体アンプの大きな違い
ゆえに高出力の真空管アンプでは出力トランスの二次巻線に負荷をつながないで動作させないでください。出力段真空管回路で火花(放電)が発生します。真空管破損事故につながります。半導体アンプは逆で負荷をつながない場合は問題は発生しませんが ショート(短絡)状態ですと出力段の半導体破壊事故が発生します。負荷インピーダンスが低下すると大電流が半導体素子に流れるため熱破壊をします。高級な半導体アンプでは短絡保護回路が付加されていることがあります。
真空管アンプは電圧駆動であり 半導体アンプは電流駆動であるともいわれます。
真空管アンプ、半導体アンプには各特徴があります、真空管アンプでは負荷をかけずに(無負荷)動作させてはならない。又半導体アンプでは負荷を短絡(ショート)してはならない。使い方に特徴がありますので特に高出力のアンプでは各自注意願います。半導体メーカー製アンプでは負荷インピーダンスが1Ωを保証している高級アンプも存在します。スピーカを駆動する電源インピーダンスの違いによりダンピングファクター(DF)に違いが発生します。半導体アンプは数値が高く真空管アンプでは多極管接続アンプの場合は一桁以下の悪い数字です。比較的NFBを施した三極管アンプではダンピングファクターの数字は良くなります。これが音がよいといわれる真空管アンプ SQ38FD です。DF数値が高いと再生音で低域の音がしまりが良いとよく言われます。スピーカーでの電磁ブレーキ作用がアンプ側の電源インピーダンスが高い場合スピーカーが過渡振動するからです。原音と違った音になってしまいます。アンプ側の電源インピーダンスが小さい場合不要なスピーカーで発生した過渡振動信号を電磁ブレーキ作用で軽減してくれるからです。真空管アンプ雑誌などではダンピングファクター(DF)数値がよく計測して記載されています。測定方法はON,OFF法では二次巻線での電源インピーダンスを計測する方法です。出力トランスの二次側電圧を測定します。負荷を接続しない開放電圧と負荷抵抗を接続した場合の電圧の違いを計算して導き出す方法です。
DF(ダンピングファクター)=EL(負荷接続電圧)/EO(開放電圧)-EL(負荷接続電圧) 又は
DF=ZL(負荷インピーダンス)/ZO(電源インピーダンス) の計算式で導き出します。
高級スピーカーですと輸送時にスピーカーのコーン紙が輸送中不要な振動しないようにアンプ接続用ターミナルにショートバーが取り付けられています。この状態でスピーカーのコーン紙を押す場合とショートバーを取り外した場合でコーン紙の動きを実験されるとこの原理が理解できると思います。この場合スピーカーはムービングコイル型マイクロホンと同様の発電機となっています。回答はいたしません。各自答えを導き出してください。電気物理の実験などで使用する高感度検流計などは使用しない時端子にショートバーを取り付けているはずです。同じく1.5級パネル取り付け型高感度電流計もショートバーが取り付けられ納品されていました。
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SATIN M-11E 高出力MCカートリッジ |
カートリッジでは針先がレコード盤の音溝をトレースした場合、機械的過渡振動を抑制のために機械的なゴムダンパー、電気的な電磁ブレーキ作用が有効であると解釈しています。これらが微妙な音の違いとなっていると思います。道楽・趣味での各個人の好みですが。現在ではLPレコードを再生する機会はほとんどありません。レコード盤はお蔵入り状態です。
ちょっと道を外れてしまいました。軌道修正します。
ゆえに二次側に接続される負荷インピーダンスにより一次側のインピーダンスが変更されるわけです。純抵抗負荷と違いスピーカーは周波数によってインピーダンスが変化します。このことを頭においておかないと現実には理論値のような結果にはなりません。半導体アンプとは違い真空管アンプでは二次巻き線タップの接続を変える事により 動作環境をを変えることができます。諸先輩の話では音質も変化するといわれています。実験されても面白いと思います。
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DELICA 1100 インピーダンスブリッジを使っての トランスの測定 |
8(Ω)×25(巻数比)×25(巻数比)=5000(Ω)=5KΩ となります。
8Ω端子に4Ωの負荷を接続した場合は
4(Ω)×25(巻数比)×25(巻数比)=2500(Ω)2.5KΩ
8Ω端子に16Ωの負荷を接続した場合は
16(Ω)×25(巻数比)×25(巻数比)=10000(Ω)10KΩ
8(Ω)×35.4(巻数比)×35.4(巻数比)=10025(Ω)約10KΩ
16Ω端子に8Ωの負荷を接続した場合は
8(Ω)×17.7(巻数比)×17.7(巻数比)=2506(Ω)約2.5KΩ
となり同じトランスでも二次側の負荷インピーダンスをを変えることにより一次インピーダンスが変化することが理解・計算できます。
又プッシュプル出力トランスの場合 電源端子のある位置は各出力管プレート端子間の中点となります。電源接続端子とプレート接続端子間の巻線は半分となりますので
8(Ω)×12.5(巻数比)×12.55(巻数比)=1250(Ω)=1.25KΩ となり一次インピーダンスの1/4となります。1/2ではなく1/4です。(巻線比の二乗に比例する)
なおトランスの二次巻き線に遊休巻き線がある場合はトランスの効率と周波数特性が悪くなります。真空管式アンプでは二次側巻き線全数を使う16Ω負荷接続が 一番効率と特性が良くなります。巻線比として4Ωの巻線数の2倍の巻き線でのインピーダンスは16Ωとなります。8Ωではありません。LUX新しい真空管アンプでは二次側インピーダンスが6Ωだけとなっており 特性が悪くなる遊休巻線は存在しません。現在販売されている半導体アンプで使うことを主としているスピーカーのインピーダンスは6Ω前後が数多く存在し 6Ω端子であれば公称インピーダンスが8Ω、4Ωのスピーカーであっても大きなミスマッチィングとはなりません。大きな特性変化が発生しないための方策と思います。又プッシュプル出力トランスの場合 電源端子のある位置は各出力管プレート端子間の中点となります。電源接続端子とプレート接続端子間の巻線は半分となりますので
8(Ω)×12.5(巻数比)×12.55(巻数比)=1250(Ω)=1.25KΩ となり一次インピーダンスの1/4となります。1/2ではなく1/4です。(巻線比の二乗に比例する)
上記は理論計算式であり 実際のトランスにおいては巻線抵抗値、線間分布容量などにより誤差が発生しますが 動作状況把握には利用できると思います。
プッシュプルトランスの場合は一次巻き線に流れる電流を同じにしなければ トランスの磁気飽和によりトランスの特性が悪い方向に変化します。アンバランス電流値も考慮しなければなりません。真空管もプッシュプル接続の場合には特性の揃った真空管が必要になります。
シングルトランスの場合は最初から直流電流が重畳された設計となっており 直流電流での磁化によりインダクタンスの値が大きく取れません。 同じ電力値プッシュプル出力トランスを比較するとシングルトランスの場合はトランスのコアが大きくなります。
アイエスオートランスフォーマーズより ISOタンゴ製 FE-12S 同等品のユニバーサルシングル用アウトプットトランスが FC-12S として販売開始しました。規格は同等ですが新しく設計しなおしたようです。タンゴ U-808 に比較して最大電力は20W型から 12W型となりますが角型ケース入りで見栄えは良いと思います。2017-5追加
DELICA インピーダンスブリッジ骨董品測定器に興味のある方は musenan03.blogspot.com を参照して下さい。
発行は昭和59年4月発行の部品カタログであり 本社が東京都大田区に変わっていました。現在は LUXMAN として横浜に本社が存在します。
OY15-5の特性、取り付け寸法などが明記されています。この当時OY15-5は常備在庫外。
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説明を追加 |
発行年月の記載がありません。当時のLUX本社は大阪市西成区となっています。当時大阪日本橋で
LUXKIT KMQ60 と LUXKIT A3300,A33,白色木製ケース を購入しました。その数年後プリアンプが CL35 以上の性能であるコントロールアンプと言われ LUXKIT A3400 を購入。 現在も時々保守をしながら愛用しています。発売後すぐ完成品 LUXMAN CL30 として発売されました。約40年少し前のことです。
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実働 LUXKIT KMQ-60 改修後の内部構造 |
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実働 当時 KMQ-60 と相棒であった LUXKIT A3300 + A33 |
4.LUX B型HIFI出力トランス の資料
その当時 10年保証 と明記された LUX SS5B,SS4B カタログで SS5B2.5 購入時同梱されていた資料です。
発行は1973年11月と記載されおり 購入時価格改定がされていました。2A3 はすでに国内各真空管製造メーカーでは廃品種となっており新品の真空管は入手難でした。
他社編 考察資料
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ISO FE25-5 を使って修復した SQ-38FD-b |
過去から収集しました各社の出力トランスの資料をリストアップしました。20年以上前の資料も含まれます。考察資料としてご活用ください。
掲載目次
1.TANGO(タンゴ) CRDシリーズプッシュプル用 Hi-Fi 出力トランス
2.新タンゴ ISO FE-25-5 トランス購入時同梱されていた特性図
2. アイエスオートランス FC-25-5 トランス特性図 (新規追加 2017/5)
3.ノグチ PMF28P-5K トランス購入時同梱されていた特性図
3'. 追記 調所電器製OY15-5互換トランスの紹介
4.旧タンゴ 昭和59年3月発行 トランス購入時同梱されていたカタログ
5.新タンゴ ISO トランス購入時同梱されていたカタログ 現行品
6.SEL 菅野電機研究所 昭和53年5月発行 トランスに購入時同梱されていたカタログ
7.タムラ製作所 現行品 トランス購入時同梱されていたカタログ (抜粋)
8.おまけ TANGO U-808 昭和44年12月発行 購入時同梱されていた特性図
9. 無銭庵仙人の独り言
トップバッターとして 有力候補 TANGO CRD-5 の購入時商品に同梱されていた資料です。
1.TANGO(タンゴ) CRDシリーズプッシュプル用 HI-FI 出力トランス
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OPT TANGO CRD-5 NEC 50C-A10 P-P SQ38FD_a |
発行年月は記入されていませんでした。単位表記にサイクルの表示です。Hz表示が40年以上前になりますので 初版発行は約40年前と思います。(1968年 前後にサイクルからHz表示変更と記憶)
2.新タンゴ ISO FE-25-5 購入時同梱されていた特性図 (印刷が薄く見難いです)
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ISO FE-25-5 搭載 |
LUX OY15-5 の特性は資料によると f=30Hzで34W FE-25-5 は f=50Hzで25W であり 同じ周波数で考察すると LUX f=50Hz 約40W程度と考察できます。比較すると FE-25-5は小振りの出力トランスと判断できます。
ISO FE-25-5 搭載写真は 他社編冒頭部に掲載しています。
2'.アイエスオートランス FC-25-5
2017年4月に再生産した旧タンゴ・ISOトランス同等品と思われる出力トランスが再生産されました。現物を使っての修復をしていませんが代用トランスとして使用できると思います。CRD5,FE-25-5 とは若干寸法が異なっていますがカタログ上の特性は同等と思います。現在販売されているトランスとしては最優良候補の出力トランスと解釈します。
注 上記データーはインターネットの環境でで得た情報です。
3.ノグチ PMF28P-5K トランス購入時同梱されていた特性図
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ノグチトランス販売 PMF28P-5K |
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OY15-5もどきの内蔵トランスとしてPMF28P-5K 搭載 |
PMF28P-5K の特性は f=40Hz で 28W の特性です。同じく LUX OY15-5 に比較して小振りの出力トランスです。
今回 OY15-5もどき としてトランスケース内に収納しましたので SQ38FD 改修作業においては オリジナルと殆ど変わりません。
しかし もどき を作成にあたり労力、時間が必要です。
又 もどき のトランス作成においてケース内部に取り付けできるトランスの選別が大変です。
PMF28P-5K は具合よく搭載出来ました。
3".㈱調所電器製 LUX OY15-5互換トランス
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調所電器製 OY15-5 比互換トランス |
ノグチトランス PMF28P-5K ではコアの大きさがオリジナルより小ぶりであり 分解した OY15-5 のトランスコアを使って巻き替えを検討していました。巻き替えしてくれる会社を探していましたら山形県にあるトランスメーカー㈱調所電器さんに相談すると巻き替えが可能であると返事がいただけました。
ただオリジナルと同じ巻線構造で作成するとオーダーメイドでの作成となるため高額となるようです。
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OY15-5 取り付け金具に組み込み |
小生の場合は高額となるオリジナルと同じ巻線構造の巻き替えではなく 調所電器製の互換トランス単体を購入して 分解したトランスケースに組み込み OY15-5もどき の出力トランスを作成しました。写真は調所電器製の互換トランスをトランス固定金具に組み込んだ写真です。
このようなトランスを使って修復した場合 トランスケースは元のままですので 外観上は真贋が判別できません。詳細は http://musenan.blogspot.com を参照してください。
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OY15-5もどき(調所電器)を搭載して修復した SQ38FD_c |
4.旧タンゴ 昭和59年3月発行 トランス購入時同梱されていたカタログ
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当時同梱されていた価格表 |
上記価格表はカタログに添付されます。カタログには販売価格は表示されていません。そのために発行年度により販売価格が改定されています。ほとんどは値上げ状態です。
左より 昭和60年11月1日 平成4年3月21日 平成6年12月21日
現行品のカタログもありますが 掲載容量の都合により今回は不掲載とします。真空管トランスの記載はほとんどありませんでした。
7.タムラ製作所 現行品 トランス購入時同梱されていたカタログ (抜粋)
元々は 業務用トランス メーカーであり BTS規格の業務用プロ機器に数多く搭載されています。
19インチ 標準ラックに組み込まれるような機器がほとんどです。トランス色調は 協会色 と呼ばれ灰色の塗装となっています。又HPなど測定機器の中にOEMで搭載されていました。
標準型 F-シリーズ の出力トランスの設計は古く 現在でも製造されおり 品質が良い証拠です。
昨今 出力トランスの価格が上昇し 古典アンプ修復、制作にかかる費用が高額となり困惑しています。現在販売されている新製品のトランスについてはホームページなどで確認してください。
8.おまけ TANGO U-808 昭和44年12月発行 購入時同梱されていた特性図
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U-808 を搭載した 2A3 シングル ロフチン・ホワイト ステレオアンプ |
オーディオ真空管制作マニアであれば 一度は 2A3 シングルアンプで使われた方が多いと推察いたします。又 LUX SS5B2.5 で製作された方も多々あると思います。その余剰トランスを使っての真空管試験装置です。
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LUX SS5B2.5 を搭載した 真空管試験機器 (チューブ テスト・サーキット) |
現実にテストサーキットに使っている シングル出力トランスは LUX SS5B2.5 を使用して 電源トランスに山水 P-42B で 出力管ヒーター電圧が変わってもテストできる回路構成です。
出力管は実働しなければ 本当の真空管動作状況の確認ができません。
50C-A10 から GT管の 6C-A7 3極管接続のテストベンチです。 2.5V管 45,2A3 など多種にわたって真空管の動作試験が可能となっています。古典アンプ作成時には必要な作業だと思い 真空管個々の状況を把握してから組み立てます。
二次巻き線の出力インピーダンスの取り出し方変更で 擬似的に一次インピーダンスを変えて測定も可能です。バイアスは もちろん カソードバイアスで 抵抗値を可変し 使用します。供給電圧も全波整流管内部抵抗を利用して 適正なプレート電圧とします。大きく電圧を変えるときには 電源トランスの二次巻き線 取り出し電圧タップ変更で対応。NFBも調整でき NFBなしでの特性もチェック可能です。
その他 現在トランスメーカーは数社あると思いますが 手元に詳細の資料としては所有していません。各社オリジナルのトランスを製作されています。
山水電気 については的確な資料はファイルしていません。インターネットで検索は可能です。現在は ハシモト ブランド 山水電気 トランス製造元が真空管用トランス機器を制作、販売されいます。そちらのホームページご確認ください。
上記の真空管試験器・装置作成については musenan05.blogspot.com を参照願います。
無銭庵 仙人 の独り言
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ALTEC 612J P-610A-BTS改造 |
幼少時は町の電気屋が作成したST管6球スーパーラジオ電蓄です。終段管は42でした。スピーカーは8インチダイナミックスピーカーが搭載されたフィールドコイル型スピーカーです。当時ではハム音ですら低域が出ている証拠といわれた時代です。SP盤78回転レコード再生は鉄針ピックアップでした。その後無線機を工作するために分解しました。分解前に親はAMラジオステレオ方式の松下製真空管式アンサンブルステレオを購入しています。8インチダブルコーン・パーマネントダイナミックスピーカーです。有名なげんこつスピーカー 8P-W1 は搭載していません。カタログの記憶では搭載機は上位機種でした。カートリッジはセラミック型です。4スピード切り替えが可能であり16回転もありました。FMラジオは当時実験放送でモノラルです。
出力トランス型式は HS-5 と記憶しています。当時は中・高生時代でありお小遣いが少なく高額であったと記憶にあります。古道具屋で購入したレコード゜プレーヤーはカートリッジはクリスタルカートリッジのステレオです。アルミ弁当箱シャーシで作成した。7189Aを使ったシングル・ステレオアンプです。当時はNFBを施さず5極管接続であり電蓄ラジオの続きのようなアンプでした。スピーカーはコーラル 8CX-7 16Ωインピーダンス仕様の20cm同軸2ウエーのスピーカーでした。その後 8CX-50 も購入しています。山水トランスには手書きの特性グラフが付属していましたが現在トランスを含め所在不明です。当時のHI-FIスピーカーは現在のスピーカーインピーダンスと違い ほとんどのスピーカーは16Ω仕様でした。
現用のスピーカーシステムは ALTEC 38cm同軸と P-610FA ロクハンWです。
P-610A(BTS)16Ωはエッジが破損したためセーム革で修復しました。バスレフ型シングルコーン・スピーカーとして遊んでいます。シングルコーンスピーカーは人の音声がクリアですが低域には多少不満がありますがロクハンですの無理な注文です。常用システムではロクハンが2連で動作しTWも追加していますのでフロア型バスレフですが結構広いレンジで動作しています。小音量でのリスニングではロクハンWが常用のスピーカとなっています。比較的大音量では38が威力を発揮します。38は小音量では威力を発揮できません。中・高域はマンタレーホーン型であり小音量でも聞きやすい音ですが低域を補正しなければなりません。
山小屋でのシステムは ロクハン4連にTWを2台搭載した 3尺×6尺の平面バッフルです。通常の住宅では畳一畳分の大きさである平面バッフルは大きすぎて使えません。LUXKIT KMQ-60がOY15-5もどきを搭載して実働しています。プリアンプは同じく A3300 と自作の真空管プリアンプです。屋外作業が多いためBGM用として自作ICメインアンプを常用しています。
下記文末に記載した写真は今回 SQ38FD_a の出力トランスに移植前の ドナー 6V6 p-p 三極管接続アンプです。 TANGO CRD-5
このアンプは小生の真空管システムとしてあまり活動していなかったため 今回の SQ38FD 修復・蘇生 作業のために犠牲となりました。
あまりにもかわいそうでしたので 木枠は残し 400×250 2t のアルミシャーシーを新規に入れ替え。余剰部品を総動員して 新しく 6C-A7 p-p 三極管接続アンプに模様替え新装開店しました。電源トランスの容量が足らないため INSTANT(大阪高波)P-802が ジャンクボックスより婿入りしました。出力トランスは山小屋の KMQ-60 がOY15-5もどきに変わりましたので タムラ F-683 が引越しをしてきました。現在離縁された TANGO ST-220 が嫁入り先を探しています。チョークコイル A-396 はそのままお化粧直しをして流用しています。又真空管たちは小生宅の部品棚にのらりくらりと居候生活です。ちなみに最大出力は電源電圧の関係により 15W THD 3%のアンプとなってしまいました。位相反転回路は リーク・ムラードを導入しました。修復した SQ38FD と鳴き比べをするためにほぼ同じ回路定数で作成です。
6V6 P-P 三極管接続アンプ
遊び心で オールメタルチューブとして動作できるように真空管を選別しました。別名カラスアンプと呼んでいました。RCA 6V6 RCA 6J5 FHILCO 5T4 真空管全数メタルチューブでしたが 真空管はやはりヒーターの明かりが無いと雰囲気がでません。そのため 6V6GT, 6J5WGT, 5V4GAのガラスチューブ(GT)で運用でしたが たまには 6V6GTY の茶色ベースの真空管を使用して着せ替え人形状態でした。だるま管まで種類を揃えるに なかなかG管の6V6G,6J5Gが入手できません。G管が無いため着せ替え人形は完成とはなりません。6V6GTのガラス表面がカーボンスートされており クリア球を揃えるのに苦労しました。だるま型5V4Gは入手しました。
よく似たアンプではだるま型真空管で統一したST管型で作成したアンプも存在します。42(UZ-42)が入手難であったため同等管の6F6Gpp三極管接続と76(UY-76),56(UY-56)を使用したアンプです。整流管は普通80(UX-80)を使うのですが手持ちがなく 大げさとなりましたが5R4GY、5V4Gで代用しました。UX-12Fも所有していますが取り出せる電流値が不足のため使用できません。古の雰囲気が味わえれる容姿です。戦前に使われていました 茄子型の真空管は現在所有していません。昔、田舎の親に廃棄処分されていました。フィラメントではなく傍熱ヒーター仕様56、76の初期型がUX-226など3桁の数字表示がされています。
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SYLVANIA 6V6GTY RCA 6V6 |
真っ黒に塗装されたビーム出力管
RCA 6V6 メタル管
茶色ベースの
SYLVANIA 6V6GTY
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RAY-THEON 6J5WGT RCA 6J5 |
RAY-THEON 6J5WGT ガラス管 メタルシールドスカート付
RCA 6J5 メタル管
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FHILCO 5T4 |
両波整流管 5R4GY とヒーター電圧と電流はよく似ておりますが内部抵抗は比較的低い値となっております。
熱くて動作中は触れるとやけどをすることか゜あります。 メタル管は注意が必要です。
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HYTRON 5V4G GE5V4GA |
着せ替え人形にならなかったダルマ型のガラス管 傍熱型両波整流管
HYTRON 5V4G だるま型
GE 5V4GA ガラスチューブ型
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RAYTHEON 5R4WGB RCA 5R4GY |
大きい目の高真空両波整流管
RCA 5R4GY 茶色ベースのダルマ型
RAYTHON 5R4WGB 耐震管
特殊形状
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NEC 5U4G NEC 5U4GB 東芝 5Z3 |
大電流整流用両波整流管
NEC 5U4-G 高信頼管
NEC 5U4GB
東芝 5Z3 UXソケット
下図は移植前の 6V6p-p 3結 アンプの勇姿です。
下記記載アンプは蘇生して新装開店した 3結 6C-A7p-p 真空管アンプです。 1KHz THD 3% 出力15W実測
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W,H 6C-A7 P-P 3結 アンプ 初段 NEC 12AT7 位相反転ドライブ GE 6CG7 リーク・ムラード型 |